昭和26年4月24日午後11時20分頃、温泉街の民家から出火、折からの風に煽られた火はたちまち温泉街をなめ尽くし、熊野神社、長徳寺をも延焼、温海嶽中腹までにも及び、火は約5時間後の翌朝4時半頃に鎮火した。その被害は大きく罹災世帯340軒、当時30軒あった旅館のうち川沿いに建つ1軒(萬国屋)を残して全焼し、罹災者は1,700名にも及んだ。
 この被害に対して全国各地からもお見舞いが寄せられ、昭和27年10月10日復興祭が行われています。その後、、復興10周年にあたる昭和36年、秋田国体が行われ天皇皇后両陛下が秋田へお召しの途中あつみ温泉に宿泊されることを機にこの記念碑が建立されました。